みなさんこんばんは。りゅうがく万博管理人のわかみやです。
この記事では私の受験経験と家庭教師経験の中で見つけた、勉強ができる子とできない子の筆箱の共通点について解説していきたいと思います。
皆さんはお子さんの筆箱の中がどうなっているのか?どんな筆記用具を使っているのかご存知ですか?
私が受験生の家庭教師をする際、まず初めに確認するのがその子たちの筆箱の中身です。
「なんでそんなこと?」と思われるかもしれませんが、実は筆箱にどんな筆記用具が入っているのかでその子の現在の学力レベルがおおよそ分かります。
それくらい筆箱の中というのは受験生を表しているのです。
ご参考になりそうな考え方があればぜひお子さんの筆箱に反映してみてください。
こちらの記事は自分の経験を書いただけですので、受験生の合格を保証するものではありません。
また受験生の数だけ正解がありますので、あくまで参考程度でよろしくお願いします!
この記事を書いている人はこんな人
筆箱の中身で勉強できる環境が整っているのかが分かる
受験に合格する方法や考え方は受験生の数だけありますので、これが正解!というものはありません。
ただ、受験に合格する子はこういう傾向が多いといった傾向を掴むことはできますし、その分析をすることは有効です。
合格する子の筆箱の傾向を掴んで、お子さんの筆箱に活かすことで合格に近づくことだってできるかもしれません。
要約するとこちらの記事では、受験に合格できた勉強方法として
- 勉強時間を可視化するための勉強記録ノートを作ること
- 勉強に集中するための環境を作ること
の2つについて説明しました。
受験生の筆箱の中も勉強に集中するための環境づくりにおいて非常に重要な役割を果たします。
なぜなら、受験勉強中も受験本番もお子さんと一番長い時間を過ごすのが筆記用具だからです。
筆記用具は受験生のパートナーですので、最適な文房具選びも受験では大切になってきます。
それではここから、受験勉強の準備がまだ整っていない子の筆箱の中を見てみましょう。
勉強ができない子の筆箱にある2つの特徴
勉強ができない子(準備が整っていない子)の筆箱には大きく2つの特徴があります。
- 無駄な文房具や機能が多く勉強の妨げになってしまうパターン
- 必要な文房具が足りず、効果的な勉強ができていないパターン
うちの子の筆箱はどうなってるのかしら?
お子さんの筆箱をみて一緒に確認してあげるのもいいかもしれませんね!
勉強ができない子の筆箱には無駄な筆記用具が多い
まずはこちらの無駄な機能や特徴が多すぎる筆記用具を使うパターンからみていきましょう。
こちらは特に塾講師をしてきたときに、小学生の女の子の多くみられる傾向でした。
一言で言うと全部の筆記用具が多いんですよね(笑)
かわいいシャープペンシルや消しゴムを使いたい気持ちは分かるのですが、これでは勉強に集中するための筆記用具としてはあまりよろしくないかもしれません。
それぞれの筆記用具のどこに問題があり、どうしたらより勉強に集中できるのかを解説していきます。
ボールペンは4色あれば問題ないはず
まずはボールペンから見てみましょう。
これ、どうみても色が多すぎなんですよね(笑)
私が高校受験勉強を生徒に教えていたときや自分の勉強をするとき使う色ペンは4色に収まるようにしていました。
例えば、赤のペンは丸つけに使い、2回目に問題を解くときは青色のペンで丸付け。
大事なポイントは緑で書いて補足説明は黄色のペンで書くなど、それぞれの色に意味を持たせるように工夫していました。
こうすることで、後からノートを見返したときにどういう順番で問題を解いて、何がポイントなのかが一目でわかります。
なので勉強の方法の一つとして、色に意味を持たせることはとても重要なんです。
内容は受験勉強ではなく資格試験用のものですが、それでもペン色分け方法のコツとして
- 暗記系のものは青色で書くと覚えやすい
- 赤色をたくさん使うと気が散りやすくなる
などの勉強のポイントを解説してくださっています。
こちらの写真では確認できるだけで色が9種類くらいありましたが、これら全てに意味を持たせて効率よく勉強することができるでしょうか??
色をたくさん使うとそれだけノートも色鮮やかになりますし、かわいくノートを書きたい気持ちからついつい筆箱にたくさんものを入れてしまいがちですが、勉強のためには本当に必要な色にして色の種類を減らすようにしましょう。
お土産品のペンや形が普通の筆記用具と違うものは基本使わない
なんですかこれは?
ボールペンと消しゴム・・・?
明らかに形が通常の筆記用具ではないものや、お土産感が漂う筆記用具は机の中に受験が終わるまでしまっておくようにしましょう。
特に解説も必要ないと思いますが、このような筆記具が勉強の妨げになる理由が3つあります。
- そもそも書きづらい
- 筆箱の中のスペースを使ってしまう
- 換えの芯などが手に入りづらい
この3つに尽きると思います。
短いボールペンなどはAmazonなどの通販サイトでも売られていますが、基本的にさっとメモを取りたいときに使うといったケースがほとんどです。
また筆箱のスペースを使ってしまうくらい大きいものもあるので、間接的に勉強の能率を下げてしまいます。
換えの芯についても形が市販のものと違うと買い直すのに時間もかかります。
ですので、受験勉強に集中すると言う観点で、このような筆記具を筆箱に入れる必要は全くありません!
ぱぱっと抜いてしまいましょう。
鉛筆やシャープペンシルも3本あれば十分
続いては筆箱のメイン、鉛筆とシャープペンシルについて見ていきましょう。
まず第一にこんなにたくさんのシャープペンシルを使うことはありません。
テストや受験で使う場合でも2本、多くて3本あれば十分でしょう。
筆記用具がこれだけ多いと筆箱のスペースを圧迫してしまうのであまりお勧めできません。
何本か抜いて数本程度にとどめるようにしておきましょう。
ちなみにシャープペンシルの芯の太さは全部同じものにしておきましょう。同じ太さであれば芯をたくさん用意する必要がないですからね!
筆箱の中が多すぎると起きてしまう問題点として、
- ノートをきれいに取ろうとしすぎてしまう
- 欲しい消しゴムや筆記用具が取りづらくなってしまう
これらの2点があります。
筆箱の中身がパンパンだと筆記用具が取り出しづらくなってしまうんですよね。
親御さんの皆さんの筆箱はスッキリとしているんじゃないでしょうか?
確かに大人の筆箱の方がシンプルなものが多いですよね。
このように筆箱の中がパンパンになってしまうと、勉強に差し支えてしまうことが多いのでこれを機に筆箱の中身を改めて整理するようにしましょう!
勉強ができない子の筆箱には必要な筆記用具が足りていない
続いては必要な筆記用具が足りておらず、効率的な勉強ができないパターンです。
繰り返しになりますが、受験勉強を最高の効率で行うためには全ての筆記用具に意味を持たせることが何よりも大切です。
いらない文房具が多すぎるとそれだけ集中力の妨げになりますし、筆箱を圧迫してしまいます。
こちらのケースでは逆に必要最低限の筆記用具すらないような筆箱についてみていきます。
シャープペンシル1本だけは危険
1本だけの鉛筆、シャープペンシルは受験においてリスクが大きいです。
理由は大きく2つあります。
- 受験の最中に落としてしまうと拾ってもらうまで解くことができない
- 途中で壊れたり、芯がなくなってしまうと終わり
また、そもそもシャープペンシルでは、細かな部品が多く無くしやすかったり、先端が曲がって芯がうまく出ないトラブルなどのリスクがあります。
ですが、そのリスクを完璧に解消してくれるのが鉛筆なんです。
鉛筆であれば芯が折れてしまったり、部品が壊れる心配はありません。
もちろん鉛筆の芯が折れてしまったり、太くなってしまうという問題もあるのでシャープペンシルと使い分けて使うのがお勧めです。
私は受験本番は鉛筆1本、シャープペンシル2本、替え芯、消しゴム2つといった具合で用意していました。
鉛筆はやっぱり必要なんですか?
鉛筆は最後の手段ですが、壊れるなどのリスクがないため安心して使うことができました。
今どきの小学生はもうあまり鉛筆を使わないみたいですが、テストや受験といった大事なタイミングで活躍してくれますので鉛筆も1本くらい筆箱に入れておいても良いかもしれませんね!
ちなみに鉛筆で受験勉強をするメリットの一つとして、どれくらい勉強したのかがわかると言うものあります。
鉛筆が短くなればそれだけ頑張って勉強した証になりますので、モチベーションにもつながる効果も期待できますね。
マーカーの種類も1種類では足りないかも
マーカーの本数も1本しかないのが気になるところです。
受験生によっては大事なことをこの1本で!と考えているかもしれませんが、それでももう1色くらいは用意しておいた方がいいと思います。
教科書やノートの大事なところに線を引くとき、全部が全部同じくらい重要だと言うことはあまりないと思います。
これすごく大事そうだけど、さっき線を引いたところほど重要じゃないなってときありますよね?
そのための2本目なんですね!
マーカーを1本だけ使ってしまっては、後で復習したときにどれも重要に見えてしまうので2本か3本くらいを目安に使ってみるようにしましょう。
ちなみにStudy Hackerさんのこちらの記事ではマーカーをたくさん使ってしまう人に向けてマーカーの本数を減らすようなアドバイスをされています。
ですのでマーカーは最低でも2本は持っておくようにして、重要さに応じて線の色を変えるのが良いと思います!
勉強のできる子の筆箱には無駄がない
以上を踏まえた上で、勉強ができる子の筆箱を見てみましょう。
勉強ができない子の筆箱で指摘した部分を全部改善した形になっています。
筆箱の中に入っている文房具は左から、以下の通りです。
- 暗記マーカー
- 定規
- 色ボールペン(4色)
- マーカー(4色)
- シャープペンシル(2本)
- 消しゴム
- 替え芯
- お守り
できる受験生は筆記用具全てに意味を持たせている
勉強ができる子は筆箱に入っている筆記用具全てに意味を持たせています。
例えば私はこのような使い分けをしていました。
- 赤:丸付け
- オレンジ:2回目の解き直し
- 緑:大事なポイント
- 青:解説の内容を書く
問題と解くとき、参考書の問題を何度も解くと思います。そのときに1回目の計算式と2回目の計算式をシャープペンシルで書いてしまうと、どっちがどっちだか見分けがつかなくなるときがありました。
そのために色ペンを使ってノートを書くことで、後で見返したときに自分がどう言う順番で勉強したのかがひとめで見ることができます。
後からノートを見てみると、昔の自分がどう言う順番で問題を解いたのかが分かります!
どんな受験生も必ずこのような中身にすればいいと言うわけではありません。
ただ、このように筆箱の中を自分なりに整理することは確実に勉強効率をあげるためにつながります。
お子さんの勉強を最も効率よく進めるために筆箱の中身を一度お子さんと整理してみてはいかがでしょうか?
写真に載せているおすすめの筆記用具
参考までに私が使っている筆記用具をご紹介しますので、ぜひご覧になってみてください!
文房具 | ここからご覧になってみてください! |
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暗記マーカー | ゼブラ 暗記用 チェックペン P-MW-151-CK-G 緑 |
定規 | レイメイ藤井 定規 すべらないカッティング定規 30cm ACJ555 |
色ボールペン2本 | ①【三菱鉛筆】スタイルフィット 5色ホルダー パステルホワイト UE5H-258.P1 ② 三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリームプライム 2&1 0.5 ダークネイビー MSXE330005D.9 |
マーカー(4色) | ゼブラ 蛍光ペン マイルドライナーブラッシュ ほんのり蛍光色 5色セット WFT8-5C |
シャープペンシル | ①ステッドラー シャーペン 0.5mm 製図用シャープペン ナイトブルーシリーズ 925 35-05N ②スマッシュ ロフト限定カラー軸 0.5mm シャープペンシル ホワイト |
消しゴム | ぺんてる 消しゴム アインブラック XZEAH105A 5個パック |
替え芯 | パイロット 替え芯 シャープペン 0.5mm HB 40本 PHRF5G20HB |
お守り | お正月に早稲田駅「穴八幡宮」で購入しました。私はこれで早稲田に合格できました! 気持ちを奮い立たせるために筆箱に入れていました。 |
参考までにこちらの記事も紹介しておきます!!
- 握ったときのフィット感
- 書き心地
- 機能性
- 芯の折れにくさ
これら4つの観点で専門的に分析されていますので、もしよろしかったらご覧になってください。
いくつか使ってみて、お子さんに合ったものを使われると良いんじゃないかと思います。
まとめ
最後にまとめです!!
- 筆箱の中身でその受験生が勉強の準備ができているかを見ることができるほど、文房選びは重要
- 大切なことはそれぞれの文房具にきちんと意味を持たせること
- 機能が多すぎると集中力がなくなってしまうので良くない
- 少なすぎても効果的な勉強ができない可能性がある
ボールペンの使い分け方(参考例)
- 赤:丸付け
- オレンジ:2回目の解き直し
- 緑:大事なポイント
- 青:解説の内容を書く
問題と解くとき、参考書の問題を何度も解くと思います。そのときに1回目の計算式と2回目の計算式をシャープペンシルで書いてしまうと、どっちがどっちだか見分けがつかなくなるときがありました。
そのために色ペンを使ってノートを書くことで、後で見返したときに自分がどう言う順番で勉強したのかがひとめで見ることができます。
後からノートを見てみると、昔の自分がどう言う順番で問題を解いたのかが分かります!
マーカーの使い分け方(参考例)
- 赤:STEP1
- オレンジ:STEP2
- 緑:STEP3
- 青:STEP4
参考書の解説や過去問の解説って、文章がびっしり書いてあってどこが大事で、どういう順番で解かなければいけないのかわからないときがあります。
そういうときに4色マーカーを使って、解説の大事なポイントを順番通り理解するために使っていました。
私は毎回マーカーを引くのではなく、解説で困った時に使うようにしていました!
お子さんの筆箱を見てみて、ぜひご家族で最適な勉強方法について話し合ってみてください。
お子さんの勉強方法を親御さんが理解していることも、2人3脚で合格を勝ち取るためにはとても大切です!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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