はじめに
みなさんこんばんは。りゅうがく万博管理人のわかみやです。
お子さんの中学受験、高校受験をサポートしている親御さん向けに本記事を執筆いたしました。
受験生のお子さんに何かしてあげたいけど何がいいかわからない!
親からサポートで効果的なものは何なのか?
親御さんの目線で考えると、ご自身のお子さんが必死に勉強している姿がとても可愛く見えると思います。
必死に参考書と向き合って、ついつい机の上で寝てしまう姿を見かけるなんて場面があったかもしれません。
親として何か手助けしてあげたい、けど自分はそこまで勉強が得意じゃない、
と思っている方いらっしゃるのではないでしょうか。
私の場合、両親はともに高卒だったので、勉強を見るなんてことはもってのほかでした。
とはいえ、両親はいろいろなことを私にしてくれました。
例えば参考書をたくさん買ってもらったり、受験校の文化祭に連れて行ってもらったりと、
親御さんがお子さんにしてあげらえるサポートの手段はたくさんあると思います。
その中で、実際に受験の合否に効果があったと私が感じる2つのポイントについてご説明したいと思います。
ご参考になりそうな考え方があればぜひお子さんのサポートのご参考にしてみてください。
こちらの記事は自分の経験をベースに記載したものです。受験生の合格を保証するものではありません。
また受験生の数だけ勉強法には正解がありますので、あくまで参考程度でよろしくお願いします!
この記事を書いている人はこんな人
親ができる受験サポート①:夜食作り
受験生ともなれば、ついつい夜遅くまで勉強してしまうことがあります。
私は中学受験時代は本当に不真面目だったので、深夜までやることは本当に稀だったのですが、
深夜まで勉強していたある日、母が夜食を作ってくれたのを覚えています。
わざわざ起きて、味噌煮込みうどんを作ってくれました。
インスタントでしたが、その時味わった味噌煮込みは本当に美味しくて心温まるものでした。
それ以降、勉強する時間が少し増えた気がします。
これはただ単純に食事が美味しかったからとかではなく、
勉強を教えることができない自分の親が、親なりにできることを考えてくれて
サポートしてくれたんだなと私が感じたからでした。
さて、ここまでは私の経験談!
ここからは事実を元にした情報を少し加えていきます。
親御さんが受験生のお子様をサポートする上で、食事の役割は非常に重要です。
実はバランスの取れた栄養摂取は、
お子さんの学習能力や集中力を高める鍵となることが研究からもわかっています。
Harold AldermanとDerek D. Headeyの研究「How Important is Parental Education for Child Nutrition?」によると、親が子供の栄養状態に気を配ることで、子供の健康だけでなく、学業成績にも良い影響を与えることが示されています。
端的に論文の内容をまとめると以下の通りです・・・
食事と学習能力の関係
- 脳のサポート:オメガ3脂肪酸、ビタミン、ミネラルを豊富に含む食事は、脳の機能をサポートし、記憶力や集中力を向上させることがわかりました。
- オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品
- サーモン:DHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が豊富。
- くるみ:植物由来のオメガ3脂肪酸を含む。
- 亜麻仁油(フラックスシードオイル):植物由来のオメガ3脂肪酸が豊富。
- ビタミンを豊富に含む食品
- 野菜(ほうれん草、ブロッコリー、ニンジン):ビタミンA、C、K、および葉酸を含む。
- 果物(オレンジ、バナナ、アボカド):ビタミンC、B6、Eを含む。
- 全粒穀物(玄米、オートミール):ビタミンB群が豊富。
- ミネラルを豊富に含む食品
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズ):カルシウムとビタミンDが豊富。
- ナッツ類(アーモンド、カシューナッツ):マグネシウム、亜鉛、鉄分を含む。
- 豆類(黒豆、レンズ豆):鉄分、マグネシウム、カリウムが豊富。
- オメガ3脂肪酸を豊富に含む食品
- 健康的な食習慣:親が子供の食生活に関与することで、子供は健康的な食習慣を身につけ、自己管理能力が向上します。
食事は勉強する上でも、体調管理の面でもかなり重要です。
お子さんの体調や好物に合わせた夜食を作ってみるのも1つのサポートの手段ですね!
親ができる受験サポート②:予定管理表
もう一つは12月から1月にかけての出来事。
受験が直前に迫っているにも関わらず全然勉強しない私に
両親が過去問スケジュール帳を作ってカレンダーに貼ってくれました。
例
12月X日:XX中学(国語、算数)
12月X日:XX中学(算数、理科、社会)
12月X日:XX中学(国語2回目、算数2回目)
残念ながら、時間が足りなくて合格は逃してしまいましたが、
今まで一人で勉強していたと思っていたところに、両親が加わったような安心感がありました。
両親は私を教えることはできませんでしたが、代わりに一緒に受験勉強をしてくれたのです。
私が嬉しかったのはスケジュールのありがたさではなく、親の努力が見えたからでした。
志望校全ての4教科の問題と解答用紙、そして綿密に練られたスケジュールは
短時間で用意できるものではありませんでした。
私は中学受験直前までは一人でリレーしている気分でした。
しかし、最後の最後だけは2人3脚で頑張れた気がします。
私が受験不合格という結果が本気で悔しかったのは親と2人3脚で受験本番に臨めたおかげかもしれません。
Sabahat Fatimaの記事「Parents’ Role in Exam Preparations」にも皆さんへ有益な情報を見つけました。
この記事ではExam(受験)を控えるお子さんに対し親が行うべきポイントについて解説されております。
親が行うべきこと
- 計画の立案:子供と一緒に学習計画を立て、必要なノートや資料を集める。
- オープンコミュニケーション:子供の意見を聞き、固定されたスケジュールを押し付けるのではなく、子供自身にタイムテーブルを作成させる。(このポイントについては、中学受験時代はうまくできませんでした…!)
- 定期的な進捗チェック:子供が自主的に学習するスペースを提供しつつ、定期的に進捗を確認する。
- 十分な睡眠と栄養の確保:子供が十分な睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を摂るようにする。
- ポジティブなサポート:否定的な言葉を避け、肯定的なアプローチで子供を励ます。
効果的な学習スケジュールのポイント
- 子供が自分でスケジュールを立てることで、自己管理能力と責任感を育む。
- 親はサポート役として、子供の学習を積極的に助けるが、過度に干渉しない。
- 学習だけでなく、休憩やレジャー活動もスケジュールに含めることで、バランスの取れた生活を促す。
上記のように親が子供の学習スケジュールをサポートすることは、
受験生のストレスを軽減し、効果的な学習を促進する重要な役割を果たす、と論文では結論づけられております。
親が子供の学習に対する理解者として接することで、子供はより安心して学習に取り組むことができるでしょう。
まとめ
親は子供と一緒には勉強できません。
あったとしても一緒に勉強する時間は圧倒的に足りません。
受験はどうしても子供の頑張りに任せざる得ません。
しかし、親にもできることはあるはずです。
私の経験したときのように夜食だけでも本当に嬉しいですし、
スケジュール管理を一緒に行うことも受験に効果的だと思います。
そのほかにもやり方は様々、生徒の数だけあると思っています。
ぜひ模索して、お子さんと一緒に受験に立ち向かいましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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