みなさんこんばんは。りゅうがく万博管理人のわかみやです。
この記事では中学受験に失敗した私が
高校受験で早稲田に合格できた勉強法をご紹介したいと思います。
中学受験に失敗してしまった親御さん、そして受験生のみなさん。安心してください。
どんなに受験で失敗しても、あなたが時間をかけて必死に机に向かい、教科書と向き合ったという事実は変わりません。
そしてこの経験は必ず高校受験(もしくは大学受験)で周りとの学力の差に繋がります。
そして真似できそうなポイントや、考え方があればぜひお子さんの勉強方法に反映してみてください。
こちらの記事は自分の経験を書いただけですので、受験生の合格を保証するものではありません。
また受験生の数だけ勉強法の正解がありますので、あくまで参考程度でよろしくお願いします!
この記事を書いている人はこんな人
中学受験に落ちてしまったお子さんのモチベーションを上げる3つの事実
中学受験に落ちてしまったからといって、「はい!次は高校受験だね!」とはなりません。
落ちた受験生からすると今までの苦労が全て水の泡になり、プライドがズタズタになっているかと思います。
ここでお子さんへの声かけを間違えてしまうと、今後の高校受験のモチベーションが大きく変わってしまいますので十分注意してください。
時間をかけてでもまずは現実を受け止めて、そして高校受験に向かって歩き出せるようにフォローして行くのが理想形です。
受験に落ちてしまったお子さんのケアは、ご家庭の事情やお子さんの性格にもよりますので一概には言えませんが、
私は負けず嫌いな性格だったこともあり、高校受験でリベンジする気満々でした。
とはいえ、全受験生がそういう前向きな性格ではないと思いますので、まずはお子さんを勇気づける3つの事実をお伝えしてみてください。
お子さんを勇気づける3つの事実
- 試験の科目が4教科から3教科減っている
- 算数の経験は数学でも十分使える
- 他の受験生と同じタイミングで英語の勉強ができる
試験科目が4科目から3科目と減っている
まずは試験全体の科目数が1つ減っていることです。
別に改まって言われなくても当たり前ですが、これが何を意味するのかを考えてみましょう。
今までの中学受験では4科目に時間を割いて勉強していましたね。
特に理社は配点が50点〜70点の中学も多いため、どの教科にどれくらいの時間や労力をかければいいのか苦労されていたかと思います。
配点の大きい国語と算数に時間をかけたい一方で、他の受験生と差が開きやすいのは理科と社会とよく言われました。
何より受験校によっては国語、算数の得点も変わるため志望校が定まっていない状態で勉強科目の優先順位をつけるのは難しいです。
中学受験は親の受験と言えるくらい親御さんの果たす役割は大きいです。
ただ親御さんの役割がお子さんの受験に大きな影響を与えるため、受験を経験されていない(もしくは経験の少ない)親御さんがお子さんの受験勉強を管理することはかなり難しいとも言えます。
総得点の配分が違う4科目をどのように管理し、お子さんの勉強時間を割り当てればいいのか相当苦労されている方もいらっしゃいました。
家庭教師時代に担当させていただいた親御さんのほとんどが、塾の先生のアドバイスに従ってやっていました。
一方で高校受験であれば、ほとんどの高校の得点は英語、数学、国語全て100点ですし、お子さんも中学生になり自分自身で勉強時間を管理することが増えてくるかと思います。
すると、勉強時間に対する優先順位付けが今までよりも分かりやすくはっきりしますので、勉強しやすい状況が勝手に作れます。
事実、私の中学受験は理社と算数の優先順位付けが最後までできず、あたふたしながら本番を迎えてしまいました。
高校受験であれば、この科目数のアドバンテージを大きく活かせると思います。
3科目の高校受験をする全員が直面する事実ですが、中学受験を経験されたみなさんの方がこの事実を有効に活用できるかと思います。
算数の経験は数学でも十分使える
次に高校受験では算数という科目を数学として一から学ぶことができます。
私はこの高校受験のタイミングで苦手だった算数を克服し、数学で得点を伸ばすようになりました。
でも算数と数学って同じじゃないの?
みなさんの中には「算数=数学」と考えてはじめから苦手意識を持ってしまう方がいるかもしれません。
事実算数も数学も数字を扱う学問ですし、中学受験の内容が高校受験で出るなんてこともあります。
でも中学受験を経験した受験生のみなさんはいくら算数が苦手といえど、高校受験生よりも1年、2年以上算数の問題を多く解いているんです。
これは算数が苦手だろうがなんだろうが関係のない事実です。
例えば、算数の問題でこんな問題があったとします。
問題
A君が分速64mで出発していから8分後に、B君が分速80mでA君を追いかけました。A君は、出発してから何分後にB君に追いつかれましたか。
続いてこの問題を見てみてください。
問題
あきこさんは、1.8km離れた駅に向け家を出発した。それから14分後にお父さんは自転車で家を出発し、同じ道を通って駅に向かった。あきこさんは分速60m、お父さんは分速200mでそれぞれ一定の速さで進むとお父さんが家を出発してから何分後に追いつくか、求めなさい。
これ実は高校受験の問題なんです。すごく似ていると思いませんか?
中学受験でやってきたことがほぼそのまま高校受験で通用することがお分かりいただけたでしょうか?
もちろん私立校や偏差値の高い学校になればなるほど、問題自体は難しくなりますがこのように基礎の考え方自体は中学受験の内容とかぶっているところが多いんです。
どちらの問題も後から人が追いかけるという部分が同じですね!
ここでは速さの単元の問題のみの紹介ですが、場合の数や確率などはほとんど中学受験の内容の応用です。
ですので、算数が苦手だった受験生も算数を勉強してきたアドバンテージを活かして、一から数学を学び直せば周りの受験生と大きな差をつけることができると思います。
実際に中学受験鉄人会さんの記事でも中学受験の重要さについての記載があります。
こちらの記事では中学受験をすべき理由の一つとして幼少期の勉強習慣が大学受験で大きなアドバンテージになることを挙げられております。
ただ、幼い頃から勉強する習慣をつけておくことは大学受験に限らず、高校受験でも大きな効力を発揮します。
中学受験を経験したからこそ自分の勉強習慣をまた一から見直すことができるのも中学受験経験組のアドバンテージですね。
私も中学受験時代の一夜漬けの勉強(習慣)から継続してコツコツ勉強するやり方に切り替えることができました。
算数と数学の考え方の違い
ちなみに算数と数学の同じところばかり説明していましたが、違いももちろんあります。
算数:正しい答えを重視
数学:答えに辿り着くまでの過程も重視
確かに思い返してみると数学では証明問題に始まり、式をきちんと問題用紙に書かないといけなかったりとなぜその答えになるのか?というところを重視してみられていた気がします。
ちなみに私個人は算数と数学の位置付けをスーパーマリオで例えたりしています。
算数がDS版マリオ、数学がSwitch版マリオです!
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要するに算数をやっていなくても数学の点数は取れるけど、算数を勉強していた分有利だよということです。
DS版マリオをやっていればゲームの進め方や、マリオの操作方法などを理解することができますよね?
Switch版からマリオを始めても遊び方は理解できますが、DS版をやっていた方がサクサク始められます。
こんなイメージを持っておけばどんなに算数が苦手だったとしても、算数をやっていたという経験が高校受験に活きてくることがご理解いただけるかと思います。
他の受験生と同じタイミングで英語の勉強ができる
周りと差がない状態で英語の勉強を始めることができるのも大きなモチベーションになると思います。
受験に失敗した悔しさ、反省を糧に1から勉強を始められるからです。
そういう意味では数学の勉強も1から始められるので周りと差をつけやすくなりますね!
中学受験の塾では途中で入塾したため、カリキュラムの途中からみんなに追い付かなければならず、勉強が追いつかないことがありました。
また、自分が入塾する前にすでに塾で習っているような内容は飛ばされて解説されていたこともあり、すでに勉強を始めた段階から他の受験生においてかれてました。
それでも頑張れなかったのは自分の責任ですが・・・
1から学べる新しい教科が英語ですので、中学一年の時からしっかりと勉強しておけば高校受験において大きなメリットとなります。
余談ですが、英会話を習うということも高校受験においてはアドバンテージになり得ます。
文法や読解力ではなく会話力、語彙力の強化という点では英会話は勉強のストレスなく学ぶことのできる絶好の機会だと思います。
直接的に高校受験の勉強に役立つことは少ないですが、基礎力アップのための英会話塾は検討してもいいかもしれませんね。
早稲田に合格できた2つの勉強法
さて、中学受験から高校受験へと気持ちを切り替えることができればここからは勉強法です。
勉強法も受験生の数だけ正解がありますので、今から紹介するやり方が全てではありません。
お子さんにこのやり方を強制するのではなく、この勉強法が合っているかも?という気持ちで参考にしていただければ幸いです。
あくまで参考程度に!
私が早稲田に合格できた勉強法
- 自分の勉強した時間を記録する自主学習ノートを作る
- 家では休憩、塾で勉強
自分の勉強した時間を記録する自主学習ノートを作る
受験本番に自信満々で試験に臨める受験生はそういません。
どれほど勉強したところで当日は緊張しますし、不安になります。
実際「受験 不安」とインターネットで検索すると様々な応援記事を見つけることができます。
不安を解消する方法や原因について詳しくこちらの記事では書きませんが、個人的に受験に対する不安を少しでも自信に変えることができるのが自主学習ノートの存在だと考えています。
こちらの記事でも受験の不安を解消する方法の一つに自分が今まで解いてきたノートを見返して自信をつけるといった解決法が紹介されています。
自主学習ノートはこの考えにとても似ていて、自分が自習した時間や内容を記録しておくことで自分の頑張りを可視化するところがポイントです。
自分の頑張りや勉強時間は本来目に見えないものですので、どうしても緊張してしまいます。
ですが自主学習ノートを見れば「これだけ自分はやっているのだから大丈夫!」という気持ちで受験に挑むことができます。
私自身、受験や本番にはとても弱い人間で、中学受験本番では冗談抜きで毎日毎日駅のトイレにこもっておりました。
反省を活かし、猛勉強した高校受験でさえ緊張しましたが自主学習ノートを作ることで乗り切っていました。
大体どれくらい勉強するものなのですか?
そうですね。私は中学3年の10月くらいから記録を取っていましたが、受験(1月)までに300時間くらい自習をしていました。
逆に、勉強時間が足りていないと不安になってしまうので勉強のやる気を出す意味でもこの自主学習ノートを作る価値はあるかもしれません。
家では休憩、塾で勉強
続いては勉強環境について自分ではっきりとルールを決めていました。
私はONとOFFの切り替えがとてつもなく苦手で、部屋での勉強が上手くいった試しがありません。
なにせ家には誘惑物が多いので、どうしても休憩と言いながらベットで横になったり携帯をいじったりと無駄な時間を過ごしがちでした。
そこで宿題以外の自主学習を全て塾でやることを決め、授業開始時間前、終了時間後に居残りをして勉強する習慣づけをしました。
わからないところをすぐに先生に聞けること、誘惑物がないことの2点が塾で勉強することのメリットだと思います。
こちらの記事でも環境づくりの観点で、
- 家と家の外で勉強場所を変える
- 部屋の中を整理する
- 家の中で勉強場所を区切る
などなどについて解説されております。
- 気温は22度〜23度、足を温める
- 人によって集中できる音を作り出す(耳栓、リラックス音楽をかけるなど)
- 基準に準拠している学校の教室くらいの明るさ
要約するとこれらの点に注意しながら勉強すると良いとされているそうです。
ご参考までに・・・!
ここまで徹底的に分析されているのはさすがですね!
まとめ
長々と書いてしまいましたが、最後にかんたんにまとめます。
中学受験に落ちた受験生へ
惜しくも中学受験に落ちてしまったお子さん、そして親御さん。
今はかなり落ち込んでいることだと思いますが、大丈夫です。
これから挽回のチャンスは山ほどあります。
私は高校受験でリベンジしましたし、大学受験でリベンジしてきた学生も大勢いますし、
個人的に中学受験という早いタイミングで敗北を経験したのは大きな財産だと思います。
私も中学受験の経験がなければこうしてブログを始めていなかったと思います。
まずは中学受験に頑張ったお子さんを褒めてあげるようにしましょう。
最終的には行動あるのみ
早稲田に入ることができた勉強を2つ紹介しましたが、最終的には行動するかしないかで合否は分かれます。
紹介した2つの内容もやればすぐ合格につながるものではありません。
いずれの方法も合格の可能性を数%あげる程度の内容です。
勉強量を可視化するノート、勉強の質を上げる環境変化は絶対的な勉強量が前提条件となります。
少しでもマネできるところにチャレンジして向いていなかったら次のやり方を試してみる。
挑戦するだけでなく、失敗し、反省することが「自分を理解すること=合格すること」につながると考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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