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ロンドンで学ぶ:ウェストミンスター大学留学の魅力とリアル

ウェストミンスター大学
わかみや先生

みなさんこんにちは!りゅうがく万博管理人のわかみやです。
本記事ではイギリスはウェストミンスター大学に留学した
ゆかさんと共に実際の彼女の留学生活を振り返ってみたいと思います。

わかみや先生

ゆかさん、よろしくお願いします!!

こんにちは!早稲田大学国際教養学部卒業生のゆかです。
私は早稲田大学のプログラムを通じて、学部3年生の秋から4年生の初夏(2017年9月~2018年5月末)まで、イギリス・ロンドンにあるウェストミンスター大学(University of Westminster)で留学していました。
よろしくお願いします!!

ロンドンは、多くの人々が集まる国際都市として知られていますが、物価の高さや食の評判など、留学を考える学生にとっては多くの懸念事項も抱えている都市であると言えるでしょう。

この記事ではイギリス、ウェストミンスター大学への留学を検討している皆さんへ
ロンドン留学の魅力や留学時点での現地事情
②留学する上で不安に思うであろうポイント(大学、日常生活、治安など)

について解説しております。

こちらの記事はインタビューした学生の経験をベースに作成されております。
全ての情報が現在も正しいとは限りませんので、最新の情報につきましては各大学のHPをご参照ください。

この記事を書いている人はこんな人

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目次

大学編:グローバルな視点を持つウェストミンスター大学

留学の中心とも言えるのが、大学での生活です。

ウェストミンスター大学での授業の様子、友人との関わり、課題について具体的にお話しします。

ウェストミンスター大学での授業について

授業数は原則“1Semester 3Module”(1学期3授業)制、そして、1つの授業の時間が長いです。

基本は1つにつき2時間半~3時間あります。

授業スタイルの主なものとして、LectureとSeminarが合体した形式があります。

最初の1時間程度はLecture(講義)が実施され、いわゆる日本では一般的な“先生が話して、学生が聞く”スタイルのもので、質問も問いかけられますが、基本的にはその日のテーマについて先生が資料と共に語ります。

そのLectureが終わると2つの教室に分かれて今度はSeminar(ゼミ)があります。

このスタイルの授業にはLectureを行う先生ともう一人サポートの先生がいて、この二人によって2つの教室でゼミ形式の授業が行われます。このSeminarでは先生と学生の呼応、学生同士のディスカッションが重要になります。討論内容としてはLectureで学習したテーマについて更に深掘りする時間です。

留学ならではの悩みはこの授業で生じました。
“授業についていけない”問題です。

私が経験したSeminarでは、下記の流れで授業が進みました。

  • 近くの席の学生3~4人でグループを作る
  • 当日配られた資料を読んだり事前課題図書を振り返ったりして、自分なりの分析や意見をまとめる
  • グループ内共有
  • 先生に発表
  • 先生からのフィードバックから質疑応答タイム…というような形式で行われました。

私にとっての鬼門は先生が何を言っているのか分からない、というより、
クラスメイトの発言を聞き取れない&上手く発言できないことでした。

ウェストミンスター大学は留学生を多く受け入れていることが特徴としてあるような大学なので、先生は留学生にも分かりやすく比較的はっきりとした口調で話してくれます。

しかし、クラスメイトは違います。

多国籍のクラスメイトの英語はそれぞれ独特な発音を持つので(私も例外ではありません)その聞き取りも苦労しましたが、何より聞き取りに苦労したのがアメリカからの留学生です。

ウェストミンスター大学にはアメリカからの留学生も多く、ご承知の通り英語に関してはネイティブなので、容赦ないスピードでした…。ヨーロッパ圏からの留学生だと、ネイティブではない以上話すスピードは比較的ゆっくりで使う単語や文法も理解しやすいですが、やはり母語話者は強い…ここで、私の語学力不足を痛感しました。

わかみや先生

留学生の最初の難関ですね。同じ国籍の人が多く集まるとみんな母国語を話してしまうので、自分はその部分も苦労しました・・・。

留学当初はグループでも何も発言できず1時間以上
“その教室にただいる”だけで過ごしていました。

最初は自分の力で何とかしようと授業録音して授業後聞き直してみるなどを試してみましたが
面倒くさがりも乗じて続かず…そんな経緯を経て最後に私が選んだのは“とにかく訊く”ことでした。

授業内容についての理解が合っているか、授業後に先生に訊いて、単語の意味が分からなければクラスメイトに訊いて…これを通じて授業理解を深めると同時に“英語で話すこと”についても抵抗が少なくなったような気がします。

なにより、先生もクラスメイトも私のつたない英語での質問に対して非常にウェルカムでした。

笑顔で聞いて丁寧に答えてくれて、おかげで人に聞くことへの恐怖感も少なくなったような気がします。

自分で何か努力し続けることは大切ですしそれを継続するのは大前提でもありますが、留学においてはどれだけ上手に人に頼る(助けを求める)ことができるかがとても重要なのではないかと感じました。

自分なりの“頼る”方法を見つけることによって周りの先生や友人と共に
より留学の醍醐味である授業を楽しめるのではないかと思います。

わかみや先生

これは留学に限らず勉強でも仕事においても当てはまりそうですね!

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ウェストミンスター大学でのクラスメイトとの関わり

先程も述べたように、ウェストミンスター大学は特に出身国の多様性がある大学でした。

私の履修した授業では、各授業でイギリス国内出身者も含めて少なくとも4以上の国の出身者がいて、
それぞれのクラスで出会う子たちと各々の故郷の話をよくしたので、
ロンドンにいながら世界中を旅しているような気分になれました。

今まで普段特に関心を持っていなかった国でも、友達の故郷となると不思議と親近感がわきます。

その意味でも、クラスの合間などに交わした会話を通じて精神的に世界(様々な国)が近くなったような気がします。

仲良くなったクラスメイトとは、中華街に遊びにいったり、ピクニックに行ったり、試験や課題に際して助けてくれたり…日常生活から勉学まですべてを支えてくれた存在と言えます。

ウェストミンスター大学でできた友達たち!

ウェストミンスター大学での留学生活

クラスメイトにとっては、私が“初めて会った日本人”もしくは“初めてできた日本人の友達”という子も多く、
日本についてとても興味を持ってくれたことがとても嬉しかったです。

私も彼らの故郷について色々と聞く中でより仲良くなれたので、相手に対して関心を持ち、それを示すことが仲良くなる秘訣だと個人的に思っています!!

留学先ではぜひ「あなたの故郷はどんなところ?」と
聞いてみてください!!

ウェストミンスター大学の課題の量はやっぱり多い!

留学に際して何よりも不安な課題。

授業成績は期末課題だけで決まるものもあれば、中間課題もあるもの、毎週課題が出てそれをこなしていくもの等々様々なものがあります。

形式も記述テスト、エッセイ、プレゼンテーションなど種類豊富です。

最初の方は課題にもなれず苦労していましたが、先程「ウェストミンスター大学での授業について」でも述べたように、先生や友人の助けを借りながらなんとかこなしていきました。

重要なポイントは課題評価において“留学生だから”は関係ありませんでした。

プレゼンテーションでは発音・イントネーションもきちんと批評されましたし、エッセイでは不自然な表現や単語を使っているところすべてにチェックが入っていました。

この点に関する捉え方は人それぞれだと思いますが、私個人としては、“現地の正規学生と変わらない英語能力を求められていて、またそれを持っていると期待されている”と感じ、非常に大きなモチベーションに繋がりました。

最初は、非ネイティブなんだし少し甘く見てくれても…とも思っていたこともありましたが、最終的には自分の成長にも大きく貢献してくれた留学の厳しい部分だと思います。

とても仲良くなったイタリア人留学生と非ネイティブであることによる難点を愚痴り合いながら課題を乗り越えたことは今でも覚えています。愚痴を言える友達を作るのも課題を乗り越えるのに大切なポイントかもしれません。

ロンドン日常生活編:留学生、LONDONERになる

大学編がやっと終わりましたが、ここから寮生活も含めた日常生活編です。

ロンドン留学での学費について

はじめは「学費」についてですが、ここは大学、プログラム等々によってもちろん差異があります。

私の場合は日本の私大よりも20〜30%上乗せしたくらいだったと記憶しています。

そして、大学の寮で生活していたのですが、その寮費は半年で20万~30万程度でした。
寮については選択肢として3つほどありましたが、私が選んだのは最も条件の良い寮です。


Maryleboneキャンパス内にあり、キッチンのみ共有で個室の風呂・トイレ付&最寄り駅はシャーロックホームズで有名なベーカー・ストリート&オックスフォードストリートは寮からも徒歩圏という、ロンドンのまさに中心地での生活でした。

シャーロックホームズ像

ロンドンでの生活

そのため他の寮よりも寮費は高めでしたが、実際に生活してみると立地の良い寮を選んで良かったと思いました。

理由は単純に、交通費が浮くことです。

ロンドンは地下鉄(Underground)や電車(Overground)、特にバスの交通網がとても発達しています。
バスに至ってはロンドン中心部において24時間バスが運行されています。

しかし、もちろんそれらは無料ではありません。

少しロンドン中心部から距離のある寮を選んだ友人は通学や品ぞろえの良いスーパーに行くのにもバスを利用する必要がありましたが、私の寮だと、授業のあったRegentキャンパス等は徒歩圏、スーパーも選択肢はいくつかある上ですべて徒歩圏、テムズ川までも歩いていこうと思えば行ける(少し遠いですが)といった感じです。

立地の良いところに住んでしまえば、
交通費は自分次第で節約可能だと思います!

わかみや先生

私がオーストラリアに留学していたときも、
安い市外で生活していた友達の方が結果的には大変そうでしたね・・・

寮だからこそ上記の値段でその好立地に住めたのかなとも思います。
ある意味学生寮の強みとも言えます!

比較的安価な寮でも交通費を節約することも充分可能だと思いますが、結果的に移動時間もかかることも多くありますし外出の頻度にも影響が出る可能性も無きにしも非ずという所感です。

どの要素を重要視するかは人によるので、私の経験談を一参考例として考えていただければと思います。

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ロンドン留学での生活費について

ロンドンの街並み

ロンドンの景色

そして生活費。いわゆる食費などについてですが、大半は寮での自炊で済ませていました。

その際はロンドンでよく見るスーパー3つ、Tesco、Sainsbury、Waitroseが選択肢としてあります。
Tesco、Sainsburyは低価格帯のスーパーで、Waitroseは中~高価格帯です。

結論言うと、イオンくらいのレベルを求めるなら
Waitroseがオススメです!

特に生鮮食品はここ(Waitrose)で買う方が安全な気もします。

また、Waitroseは頻繁にお得セールとして色んな商品の値下げをしているので自分の買いたいものはそのセールのときを狙えば結果として低価格帯スーパーより安く買えることも。

TescoとSainsburyは、大型もしくは超大型店であれば、なかなか満足できる品揃えではありますし清潔感も増しますが、中心部で多く見かける小さめの店舗は愛用するに至らなかったです。

なので、気が向いたときに寮からバスで20分弱のところにある超大型Tescoにたまに行っては買いだめをして、普段の買い物はWaitroseで済ませていました。

外食は…あまりしませんでした。カフェに行くことはあっても、ご飯を外に食べに行くことは本当に少なかったように思います。

なぜなら、ある程度の質と量を求めるなら、ある程度の出費が必要になるからです。

ロンドンであれば飲食店も本当にたくさんありますが、週に何度も外食したいとは思いませんでした。
お店で食べるなら平均的に£10~£12(1500円~1700円)くらいは普通にかかる印象です。

友達と遊びに行ったマーケットで色々な食べ物を楽しむため、またはきちんとしたものを味わいたいと思ったときに贅沢するために、普段からの食費は抑えめにしていました。

一番の贅沢はThe DorchesterというホテルのThe Promenadeで体験したアフタヌーンティー!!!!
これはとてもいいお値段しましたが、本当に美味しかったです。

The Promenadeのアフタヌーンティー!

アフタヌーンティーの様子

普段からロンドンにある色々なお店を発掘していくか、普段は質素でたまに贅沢にするか、自分のお好みの食生活を考えてみてください!!ちなみにそのような生活をして、基本的に1カ月の食費は1万円いかないくらいでした。

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ロンドン留学での寮生活について

授業と並ぶ留学の目玉、寮生活。

先程も寮について言及しましたが、寮生活は本当に楽しかったです!!

私の寮は主に留学生用の寮で、1フロア12人、6人ずつ左右のエリアに部屋の配置が分かれていて、
その6人で1つのキッチンを共有します。冷蔵庫は1つしかないので、エリア争奪戦が静かに行われていました…。

私は、イタリア、フランス、アメリカ、日本、スイスから来た留学生たちと同じエリアでした。
夕ご飯を食べる時間が一緒だったイタリア、フランス、日本からの子と4人でよく話していました。

この夕飯の時間がとても好きでしたし、この4人とは未だに交流が続いています。
休みの期間には、日本の子と二人で、イタリア人留学生の子の地元であるトリノに遊びに行き、
その子のご実家に泊まらせていただきました。

寮施設そのものに関する思い出のハイライトは、以下3つです。

毎週木曜日の朝にある火災報知器訓練と火災報知機の誤作動 各部屋に火災報知器がついているのですが、それのサイレン音が本当にけたたましいんです…。

なぜか毎週木曜の朝9時30分か10時くらいにそれを鳴らします。きちんと鳴るかの確認らしいです。

そして、シャワー室のすぐ外の天井に設置されているそれは、シャワー室のドアをきちんと締めていないと蒸気による温度の上昇を感知してしまってすぐ鳴ります。
火災報知器が作動するとエレベーターが使えないので部屋が15階だった私は鳴るたびに階段で1階まで降りて建物外へ…。一度、寒い深夜に鳴り、イライラしながら友達と降りました…。 

当時は大変な思いもしましたが、何とか今となっては
いい思い出になりました。めでたしめでたし、です。

クラスでの友達に加えて寮で出会った友達もまた同様にそこに行かないと出会えなかった人たちです。
ホームステイをするならば、そのステイ先の方々がそうです。その縁を今でも不思議で大切に思います。

ロンドンという街について

日常生活編最後はロンドンという場所についてです。

大学自体も様々な国からの学生を受け入れており、国籍的にも宗教的にもジェンダー的にも非常に多様性がありましたが、ロンドン自体も同様です。

そういう意味で、ロンドンの大きな特徴の1つとして“マイノリティーだと感じることが少ない”点が挙げられるのではないかと思います。

日本では、電車や街中で外国人観光客の方々や日本に住んでいる外国の方がいるとき、特に日本語でない言語を話していると、つい目を向けてしまうというか「あ、外国から来た方かな」という目線を送ってしまいがちな気がします。

でも、ロンドンでは色んなルーツを持ち色んな服装や見た目をした人が街を歩いています。
私もあくまでそういった人たちの一人でした。

印象的な出来事としては、留学してしばらく経った頃、キャンパスに向かっていると女性(いわゆる欧米系のネイティブの印象を持つ方)から道を聞かれたことがあります。

寮からキャンパスまでの歩きなれたエリアだったので道案内をできましたが、私は道を聞かれたことに驚きました。

日本人がほとんどの日本で過ごしてきたからこそかもしれませんが、日本において、私たちの思う日本人の風貌をしていない人に道を聞くことはほとんどないと思います。

わかみや先生

この話はオーストラリアの留学にも通じる話かもしれません。
オーストラリアも多国籍なので、道を聞かれることがありました!

確かにそうですね。その点で、些細な出来事ではありますが、
ロンドンでは誰もが“現地の人”になりうるのだと感じました。

私がこの編の副題につけた“LONDONER”とはロンドンっ子のことです。
ロンドン生まれのクラスメイトは「ブリティッシュとロンドナーはまた違う」とも言っていました。

そんなイギリスの中でも独特な雰囲気を持つロンドン、その魅力の一つとして、誰に対してもオープンでウェルカムな雰囲気があるのではないでしょうか。

その反面、イギリス人に囲まれて生活したい!というのが大きな目的になっているのであれば、それは達成しづらい都市でもあります。ブリティッシュの方はもちろんいますが、そうじゃない方もそれ以上にいるので…。

大学内で言うなら、先生はブリティッシュの方もたくさんいらっしゃいましたが、私の受けた授業ではクラスメイトだとイギリス出身者は3割以下の割合でした。

そして、ロンドンは色んな事を経験してみたいと思える都市であると同時にそれらを経験できる都市です。
ロンドンにあるたくさんの博物館は基本展示についてはどこも基本無料なので日本ではなかなか行かないような
博物館も行ってみようかなという気になりますし、それで訪れたどの博物館もとても興味深く楽しめました。

ミュージカルもたくさんの作品を公演していて、私はミュージカルを初めて観ました。

とても感動したので、以降友達と月に1回はミュージカルに行こうと決めて、早めに安いチケットを取ってはウィキッド、オペラ座の怪人、ライオンキング、アラジン等々…観に行っていました。

また、バレエにも関心があったので、一人で観劇し、「ハリーポッターと呪い子」の劇も観に行きました!!私は幼い頃からハリーポッターの大ファンだったので、本当に満足でした!!!

「ハリーポッターと呪い子」

ロンドンで見たハリーポッターの舞台

そして、ロンドンは他の都市や国へ行くのにも大変簡単です。ロンドンから日帰りバスツアーで様々な地方に出かけることできます。私は、ストーンヘンジコッツウォルズに行きました!!

ロンドンとは全く趣の異なるイギリスの自然と歴史を感じることのできるとても素敵な経験でした。

国外については、空港がロンドン周辺に4つありそこからヨーロッパ諸国に向けて日々たくさんの飛行機があります。

加えて、キングスクロス駅(ハリーポッターではおなじみ!!)からユーロスターでベルギーやオランダ、フランス等へ電車で行くことが可能です。
一人旅をしたときには宿泊先のホステルで同室の子と仲良くなることもあるので、そういうのも併せてヨーロッパ諸国をフラッと訪れることのできる絶好の機会なので是非国外旅行も楽しんでみてください!!

しかし、これから留学するとなると、私の留学時と大きな違いがあります。

“Brexit”です……。これによりどのような影響があるかは分かりませんが、ヨーロッパ諸国への旅行の気軽さが多少変わるかもしれません。

どちらにしても、旅行を楽しめる機会があれば是非楽しんでください!!

私がこの点で1つ後悔があるのは、国外旅行に傾倒して、イギリス国内をあまり巡ることができなかったことです。
スコットランド地方には全く行けなかったので、これからイギリス留学を考えている方は是非イギリス国内都市の情緒も満喫することをお勧めします。

イギリス特有の曇った天気と友達との写真!

ウェストミンスター大学での留学生活

ロンドンの治安編:思ったより危険じゃないけど、油断大敵!!

遂に最終編、治安についてです。
ロンドンは総じて治安が悪いイメージはそこまでありません。

しかし、それは私の生活圏が西ロンドン(West London)だったからというのもあるかもしれません。
東ロンドン(East London)は移民系の方も多く低所得層の方が比較的多くいるとのことで、比較的に治安が良くないと聞きました。

以下、治安とまで言っていいかは分かりませんが、
私が知るなかでの各シチュエーションであらかじめ気をつけておいた方がいいことをお伝えします!!

ロンドンの治安①:道端にいる路上生活者

ロンドンで一番最初に思ったこと、“路上生活者がとても多い”ということです。

老若男女問わず車道沿いに座って紙コップを持ってコインを募っています。

裏道よりも少し大きめな通りにこそいる印象です。コインをあげるかどうかはもちろん自由ですが、聞いた話によるとロンドンのホームレスの方々に対するサポート体制は充実している方だそうで、そのような手段で手に入れた金銭はドラッグなどに回ってしまうことも多いようです…。

基本的には一人で座っていることが多いですが、たまに何人かが集団で座っているエリアもあります。

特に何をされたわけでもありませんが、そのようなエリアを避けるか、遭遇してしまったときには足早に通り過ぎるなどをしていました。また、一度お昼に通りを歩いていたらすれ違いざまに男性に声をかけられ「£5くれ」と言われたこともあります。「ごめん」と言うとあっさり去りましたが、これは少し驚きました。

道を聞かれたのかと思って対応したので、そこの見極めは難しいですが、まずはNOとはっきり言うことが大切です。

ロンドンの治安②:スーパーでの物乞い

これが何よりも驚きましたが、スーパーのなかで物乞いを受けたことがあります。
これは通りがかりのSainsbury内にて起こりました。

スーパーに入って買い物していると男の人から話しかけられました。

「Please」と言って紙を渡され、その内容は病気の子どもがいるが仕事がないため養えないので助けてほしいというものでした。その人の前でお財布を出すのがなんとなく怖かったので「ごめんなさい」と言うと、その人は「£5でいい」と言い、「私は留学生で」と言うと「学生でも£5くらい持ってるはずだ」、そして「現金を持っていない」と付け加えると「外にキャッシュマシーンがあるから引き出してきて」という応答。

その人なりに懸命だったのかもしれませんでしたが、なかなか逃してくれずにとても怖かったです。

数分間似たようなやり取りののち急に「くれるの、くれないの」の改めて聞かれ「ごめんなさい」と言うと、やっと去って行きました。その後もスーパー内をうろついていたので避けるようにして買い物し、セルフレジでお会計しようとしたとき隣に誰か来たと思えばまたその人です…。

ちょうどお財布を出そうとしていたところでしたが、さきほど「現金を持っていない」と答えたのを思い出し、お財布も開けず商品が買えないので帰ることもできません。

また先程のようなやりとりで「やっぱりだめなのか」と話しかけてきて、困って周りを見ても店員さんもこちらに気づかず、どうしようもありません。

すると別のレジでその人の仲間のような人が買い物を済ませたらしくその人を呼んだことでやっと去って行き、私はその後すぐお会計を済ませて急いで寮まで帰りました。

このような出来事を通して、安全面におけるスーパーの差が分かりました。

日常生活編でお伝えした中~高価格帯スーパーのWaitroseは出入口に警備員が立っています。
最初は万引きが逃げるときなどの対策かと思っていましたが、出入口付近をふらつくホームレスの方や物乞いをする方を移動させ、店内に入らないようにする抑止力的な役割も担っているのではないかとこの経験を通して感じます。

TescoやSainsburyを愛用するに至らなかったのはこのようなことがあったからでもあります。
日本のスーパーではなかなか想定できない出来事なので、
そのようなことも起こりうることは頭の片隅に置いておいてほしいです!

ロンドンの治安③:気になる夜道は?

最後は、気になる夜道にて。
私は幸い夜に怖い思いをしたことはありません。

国外旅行から帰ってくると空港からロンドンに着くのが深夜になることもあります。

しかし、日常生活編でも申し上げたように、24時間バスが運行しているので、ロンドン中心地にある寮の最寄りバス停まで移動できます。バス内も人がほとんど乗っておらず不審者との遭遇も経験しませんでした。

そして、その最寄りバス停はロンドンきっての大通りに面していて24時間交通量が多く、その意味で人目につくところを通りながら寮まで歩いて帰ることになります。
中心部に住むことはテロなどの観点からは危険もありますが、このような日常生活における安全面においては利点にもなり得ると考えます。

しかしながら、夜でも人目が多めの中心部でも少し裏路地に入ると夜道歩きは複数人でも危険です。

フラットメイトのイタリア人留学生の地元の友達がロンドンに遊びに来た時の彼らの経験談を例として話します。

夜遅くまで遊んでいた彼らは、寮に帰る留学生の子を除いた数名で宿泊先(寮から通り2つ向こうほどの近所にある)に徒歩で帰っていると、途中の小道で覆面姿の銃(おそらくモデルガン)を持った数人に襲われ、EUパスポートと現金、携帯電話を強奪されました。

わかみや先生

銃で強奪!?それはとても怖いですね。

警察に事情を説明すると、西ロンドンには観光客が多く滞在しているため、最近はそのような人を狙った強盗が東ロンドンから流れてきていると言われたそうです。
イタリアから来た子たちの命は助かりパスポートも無事申請で来たようですが、留学生の友達も含め、とても精神的に疲れた時間を過ごしたとのことです。

いくら楽しい留学生活を送っていたとしても、そのような経験が一度あるだけでもその思い出に大きな影を落とします。夜遅くになるべく出歩かないことはもちろんのこと、出歩く状況になったときは遠回りになってとしても人目の多いところを選ぶようにしてください!!

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まとめ

ここまで文章が大変長くなってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございます。

それでは、最後にまとめとして、私が思う「留学に際して心に留めておくべきこと」「留学先としてのロンドンの魅力」をそれぞれ3つでまとめます!!

留学で心がけること3か条

  • 人に頼ることも大切に
  • 自分の工夫次第で色んな生活スタイルを楽しめる(自分なりに自分に合った生活を!)
  • 授業以外のアクティビティも留学における学びの場である

ロンドン留学の三大魅力

  • 1つの都市で世界に行ける(出会える)
  • 誰でも“LONDONER”になれる
  • 多様な文化的・芸術的経験を気軽にできる

みなさんも、みなさんだけの経験や思いが詰まった留学を是非体験してみてください。

一度は留学することに迷った者として、何もせずに後悔することより、
挑戦してみて失敗しても反省する機会を得ることをお勧めしたいです!!

わかみや先生

様々な経験や苦労をされたゆかさんだからこその言葉ですね。
貴重な体験をありがとうございました!!

ご参考になればシェアしていただけると嬉しいです!!
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